低ホスファターゼ症

英語名:HPP(Hypophosphatasia)

疾患の概要

低ホスファターゼ症は、組織非特異的アルカリホスファターゼ(ALP)の欠損により引き起こされる骨系統疾患である。骨X線検査で骨の低石灰化、くる病様変化がみられ、血液検査で血清ALP値が低下するのが特徴である。骨低石灰化、呼吸不全、けいれん、高カルシウム血症、腎石灰化、乳歯の早期脱落などが認められる。重症度も様々で、現在6病型(周産期重症型、周産期良性型、乳児型、小児型、成人型、歯限局型)に分けられている。酵素補充療法であるアスホターゼアルファの治療が認められている。

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日本小児科学会 低ホスファターゼ症
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遺伝性疾患プラス 低ホスファターゼ症
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最終更新日:2021年10月09日